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 2018.12/12更新
 

 

 

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巌殿観音

くるまで行くと簡単な札所巡りの参詣だけれど、今回は門前町を通る参道から行ってみた。九十九川にかかる惣門橋を渡るとまっすぐな徐々にきつくなる坂道。はるか先に山門が見えてくる。道の両脇に連なる家々は昔の面影は無いが昔の屋号の看板が新しく付けられていたりでそれなりにリニューアルされていて新鮮。ところどころに御堂や神社。坂がきつくなってやっと昔の旅籠旅館の趣のある家が見えて雰囲気満点の山門(仁王門)に到着した。

山門の両脇にはあの快慶作と伝えられる仁王像が出迎え。急な階段を上って観音堂へ。巌殿山正法寺(いわどのさんしょうぼうじ)坂東三十三番札所の十番。朱印帖など持っていない見物遊行の輩の参詣。

観音堂には「千手観音」が祀られている。「縁結び」にもご利益があるとのこと。御堂自体は明治時代に再建されたものとのこと。左手に巨大な銀杏が紅葉を待っていた。山陰なので周りよりちょっと遅い色づきのようだ。

この山寺の圧巻は茅葺きの鐘楼から見下ろす門前町の風景。風向きのためか時々動物園の放送や大東文化大学の工事の音がかすかに聞こえるが、それ以外はほんとうに静かな里山の秋。往時のにぎわいとこの梵鐘が鳴った時の山々への拡がりと里に伝わる余韻を思い浮かべると「歴史」を実感できる風景でした。

帰り道は観音堂横の県道に出て・・・と、反対側にいつも気になる「正法寺六面憧」の案内標識がある。今回はこれも見てやろうということで、落ち葉の積もった滑りやすい坂道を分け入って行ってみた。途中から尾根伝いの階段があり、たどりつくと岩陰の日だまりに板塔婆で作られた六面憧(どこにも説明が無かったが「ろくめんどう」と読むのだろう)があった。菩提供養のために建てたとの説明板があったが、このまわりの雰囲気はいかにもというパワースポット的なところだった。埼玉県指定の史跡。こういう形の供養塔があるという発見がうれしかったが、ちょっと壊れているのが寂しかった。

撮影日 2012.11/20