丘陵みどりの会
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 2023.3/8更新
 
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 ナラ枯れ対策指導会

掲載 2022.8/12 2022年8月12日
 
 市民の森保全クラブ主催でナラ枯れ研究の第一人者、京都府農林水産技術センター小林正秀主任研究員による現地指導会があった。論文等には数多く遭遇するが、本人に直接お会いできるすごいイベントだ。
 市民の森では今シーズンからPETボトルトラップとクリアファイルホルダートラップそれにカシナガほいほいシート貼り付けの3種類で防除活動をしている。
 指導会では
 現場で自ら考えることと先人の知恵、経験者の常識を活用することなど基本的思考方法について重要性を説かれ、また根源的な質問にも答えられない場面にもなり、目から鱗の青空講義となった。我が身に振り返って、活動方向性点検の必要性を痛感した。
 初めて手にするKMCトラップ(PETボトルトラップ形状似の専用デザインのもの)は良く考えられておりさすがと感心しきり。お金のないボランティア活動では自作前提だったが、機能に基づくデザインのものには敵わない。
 捕獲の基本はマスアタック時、穿入木のまわりでホバリング(群飛)するカシノナガキクイムシの特性を活かし誘引すること。メンテナンスも簡単そう。製造原価から見ると大きな付加価値が価格決定要素のようで、ボランティア活動で導入できるものではない。
 さて、振り返って丘陵みどりの会活動は市の管理公園・緑地内なので行政からの資材支給があれば労少なくして防除効果が上られるということは理解できた。どうするか?どうできるか?