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 2019.5/18更新

 

 

 

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上岡観音・絵馬市 2月19日

 
掲載2019.2/27  
 平成31年2月19日、大岡地区ハートピアまちづくり協議会主催の月例ウォーク「上岡観音・絵馬市コース」に参加した。上岡の絵馬市は馬などの家畜の守護観音として関東では有名な観音様で、毎年この日に絵馬市が開かれる。上岡観音は市岡「妙安寺」の境内にあり、今から800年前鎌倉時代に上岡に創建された。この観音様は真言宗では六観音の一つ馬頭観世音で、観音菩薩の変化身としてあられる。六道輪廻の教えではあらゆる命は六種類の世界に生まれ変わり、この観音様は畜生界に力を及ぼし御利益を与え救済される。このため上岡観音は人々の無智・煩悩を排除し、諸悪を毀壊す他、馬や牛など畜生を守護する仏として信仰され、江戸時代からは軍馬や農耕馬、牛などの畜生を守る観音様として人々から敬われた。
 2月19日はこの観音様の絵馬市で、この日、昔は関東一円馬や牛などを持つ人々から広く知られ馬や牛をつれて参拝し安全を祈願した。観音様に馬を連れていくのも大変で、やがて馬や牛の絵を木板に描いた絵馬をお守りとして配布されるようになる。この絵馬を拝受するのが絵馬市で、参拝者は家畜の安全祈願にこの絵馬を求めると共に、この絵馬を家の入口の壁に貼って商売繁盛や家内安全を願うようになった。いま、初詣などで絵馬に願い事を書いて奉納することもこのことから始まったのだろう。
 この上岡観音の絵馬市は平成10年に国の選択無形民俗文化財(一般の民俗無形文化財の中から国の文化財審議会の答申により選ばれた民俗文化財で維持管理に国からの補助が出る)として維持されている。この日は毎年馬や牛の絵馬を買い求める交通や競馬、畜産などの関係者で境内は賑わう。
 
この馬頭観音堂は大正3年に再建されたもので関東一円の馬に関わる人々の信仰を集めている。
国道407号線上岡交差点脇の上岡観音堂、この看板が目印、駐車場、トイレなども完備
主棟鬼飾りに寺紋と馬の文字、隅棟の鬼飾りに神馬像、軒丸瓦には馬の文字が描かれる。
大正3年まで旧観音堂の主棟を飾った鬼瓦、再建時に保管され展示されている。
高さは1m位。
境内の北端には奉納された馬頭観音像を中心に各種の馬頭観音石碑群が集められている。
 境内に置かれた燒香炉の屋根には小さな白神馬のミニチュアが鎮座
境内には出店が並びにぎわいをみせている
  馬頭観音の由緒の紹介
 境内に奉納されている神馬像
 
この日、以前は多くの馬を描いた絵馬が売られていました。上岡の妙安寺の境内に観音堂があり馬頭観世音菩薩が祭られ、馬の霊験あらたかな守護神として関係者の強い信仰を集めた。この絵馬市に大切な飼い馬をつれてお祓いを受ける代わりに、この日
の絵馬講で絵馬師が作った絵馬を求め、この絵馬をお守りとして入口に貼り付け祈念し保管した。
今は手描きの絵馬を売る屋台も減り馬だけでなく牛を描いた絵馬なども増えている。
境内に奉納されている神馬像馬頭観音の由緒の紹介
  拝殿の上部は精巧な彫り物で埋められている。
拝殿の上部、奉納額
本堂の外陣は開かれており、内に飾られた馬頭明王像と、御賓頭盧さま(なで仏・自分の身体の悪いところと仏様の同じ場所を交互に撫でて治療するといわれる)、各種の神馬像などが拝観できる。